【TSG】6/19(金)開催:”好き”から始まる起業

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みなさん、こんにちは!

本日は、去る19日に行われたTOKYO STARTUP GATEWAY2020のオンラインセッション、「”好き”から始まる起業」の内容をお送りします!

TSGとは

ゲストスピーカー(3名)

●株式会社Fu CEO 赤木謙太 氏 (以下:赤)
武蔵野美術大学卒業後、DeNAやリクルートでソーシャルゲームや新規事業の開発に従事。その後、スタートアップ2社を経て独立。東京ミッドタウンで行われる大規模イベント・デザインシップを運営。
現在は、事業の傍ら、武蔵野美術大学大学院にて、風の研究をしている。具体的に言うと、聴覚と視覚によって風を体感し、精神的な心地よさを得るための装置。

Twitter

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●株式会社 TOKYO SHAMI 代表取締役 齋藤佳奈 氏 (以下:佳)
東京・アメリカを拠点に、外国人向けの三味線文化体験ワークショップを主催。「三味線で世界の輪を作る」ことが目標。
オリンピック開催に伴う訪日外国人をターゲットに計画を進めていたが、現在、コロナの影響で外国人が来日できないため、国内向けの商品を企画中。

HP/Twitter

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●Matou 株式会社 代表取締役CEO 長岡彩子 氏 (以下:彩)
演劇評論家を目指し、大学院で歌舞伎と文楽の研究をしていたが、数々の歌舞伎役者が急逝したためキャリアチェンジ。Web制作会社での勤務を経て、TSGに応募したところ、ファイナリストに選出されたため、起業を決意。
現在は、着物のシェアリングを軸としたマッチングプラットフォームを構築中。

HP / Twitter

Q1. 自分の”好き”を起業で実現しようと思ったきっかけ・経緯は?

(赤):自分にとっての幸福を考えたとき、企業で働いていると「やらされる」ことになる。
企業に勤務している時、アメリカで毎年行われるSouth by southwestというイベントに参加し、自分とは全く別の熱量で事業を行う人を目の当たりにし、スタートアップに転職。

その後、気持ちが少し疲れているような時期に、窓から入ってきた春先の風が頬をなでて、すごく心地よかった。風で作られるこの心地良い空間を作りたいという思いを抱いたが、このような研究は、自分がやらないとやる人がいなかったため起業を決意。

自分の場合、起業したことで売り上げが増えた

 

(彩):もともとは365日着物を着るほど着物が好きだったが、その偏愛だけでは起業には至らなかった。Web制作会社で勤務したことで、一般の人の視点で、自分のやっていることを客観的に見られた

今やっていることのアイディア自体は、世間にも元々あった。だけど、プラットフォームビジネスというもの自体が大変で、かつWebの知識が必要なため、難易度が高く実現されてこなかった。
投資家が現れるまで、2年くらい「こういうのやりたい」と言い続けた。自分がやり始めるにあたっても、上手くやれると思っていない。
「できないじゃん」で辞める人が多い中、やっていること自体が好きなのと、好きな人同士の励まし合いによって続けているようなところがある。

マネタイズについては、まずは無料のBT版のみを提供。始めは、信頼を獲得する段階であって、収益は後からついてくるもの。マネタイズを教えてくれる人もいる。

 

(佳):キャリアウーマンとして会社員生活をしていたら、心身の調子を壊した。オーストラリアに行ってみたら、クレイジーな人にたくさん出会った働くことの概念が変わった

帰国してから、日本で外国人が楽しめる場所が全然ないことに気がついた。
そんな中、祖母の影響でたしなんでいた日本文化・三味線の衰退と、訪日外国人のニーズが合うことに着目
三味線だけできる人 / 英語だけできる人は、それぞれ既に存在していたが、その両方をそこそこできるのが自分だったため、起業を決意。

最初から食べていこうと思うからハードルが高いだけ。脱サラしてから、好きなことしかしていない。

Q2: 好きなことで起業することの良い点・悪い点

(彩)単純に自分の趣味として”好き”を楽しめなくなる。仕事にすると、好きという思いから少し離れ、客観的になる必要がある。
個人的な付き合い方をしたい”好き”は、趣味に留めておくべき。例えば、アルゼンチンタンゴを10年ほどやっているが、これを仕事にしようとは思わない。

 

(佳):指図されることがなくなるのが良い点。反対に、自分が出したサービスを受け入れてもらえなかったら?という恐怖はある。自分の宝物を渡して拒否されるようなもの。

 

(赤):自分のやりたいことの需要があるのか不明で、マーケットを作っていくのが難しい。ただ、好きだから超えられる。

Q3: 好きだからこそ、自分が一番の批判者になってしまうようなことは?

(赤):作ったものを自分の中だけに留めて、自己批判し続けない。作ったものを人に見てもらうと、肯定的な反応がもらえたりして、進んでいく力になる。特に美大の仲間は他人が創ったものを肯定的に受け止めてくれる性質がある。

 

(佳)自分の中だけに留めておかないというのは、確かに大切。

 

(彩):正しさを追求したいのじゃないなら、「うまくいかせるにはどうするか?」という視点で他者を応援する。ポジティブな気持ちで事業を進める批判的な気持ちは何も生み出さない
ちなみに、美大の校風にも様々あり、ムサビの人は校風として他者を批判しない性質があるのかもしれない。

参加者からのQ&A

Q: 自分の理想までの道が遠く見える時は?

A:
(彩)「夢はでっかく、最初の一歩を」。まずやっちゃえばいい。一歩さえ踏み出せないときは、自分でも気づいていないかもしれないが、一歩踏み出すためのリサーチすらできていない時がある。調べ切れていない。

ただ、好きなことへの向き合い方は個性で、冷静なことも価値。フラットに考えられる人はそれが長所。必ずしも起業する必要はない。

仲間を得たい場合、漠然と見つけるというより、「この人に仲間になってほしい」という人を狙い撃ちし、粘り強くアピールしてみるのも手。

 

(赤):まずアイディアを外に出してみる。400字書いてTSGにエントリーしてみる。外に出して反応を得ることで、新たな回路ができ、次の足の出し先がわかる

 

(佳)まずは週末起業でもOK!自分の場合、一気に盛り上がってすぐに流行が去る「タピオカ」のようにならないことを心がけている。

仲間を得たい場合、自分が志す分野のイベントに参加して、そこで人づてに詳しい方を紹介してもらったりする方法がある。

起業を目指す人にメッセージ

(赤):このオンラインセッションに参加していること自体がいいこと。既に行動している証拠。

 

(佳):自分を一番の応援者だと思って、リラックス。楽しみましょう。

 

(彩):好きなことで起業したい時に、好きは探すものじゃなく、気づくもの。日常で自然とやってること。「好きを見つけなきゃ」というより、何にお金を使っているか、いつのまにかやっていることは何かに目を向けてみるといいかもしれない。

 

(司会の佐々木さん)
:みんなが好きを規準にして起業する必要はない。ただ、好きが規準になっていると、それは折れない情熱になることは確か。失敗しても実験のひとつが終わったという捉え方ができる。それをやる動機が強いと、精神的にも強くいられるようだ。

カチェトナの独りごと

このTSGというイベントで起業を志すかたは、「好き」を動機にされる方が本当に多いのだなと感じました

今回ゲストとしていらっしゃっていた齋藤さん長岡さんについては、先だった2つのセッションに参加されていた方と異なり、かなり長い目で事業を達成しようとしていて、特に初期段階での利益度外視の面が強くて、すごいなあと感心しました。

「好きなことで得た収入を、更に別な好きなことをするための資金にする」という理想的な流れを作っている赤木さんに感心し、セッション中にその旨チャットでコメントしてみました。
「最初の会社ではそれなりにガムシャラに働いて経験を積んだ」との返信を頂き、ああ、そうだよな、最初から何もかもトントン拍子を求めなくてよいか、と納得しました。笑

 

ただカチェトナは、お金がないと心が荒みやすいことを自覚しているので(笑)、お金がない&やることだらけという状況に耐えられないような気がしてしまいました。

起業するにあたっては、他のセッションでゲストに出ておられた方のように、最初からある程度の収入を得ることを前提に計画するか齋藤さんがおっしゃっていたように、別のところで収入を得ながら、週末起業のような形で着手していくことがよいのかもしれない、と思い至りました。

 

長岡さんによって、着物シェアリング文化が広がったら、購入するには手が届かない着物が身近になって、大げさかもしれないけど、江戸時代のように着物を着ている人がそこかしこにいる風景になるのかな、とワクワクしました。何らかの形で、三味線のワークショップ事業ともコラボしていけるのでは、と感じました。

 

お話ありがとうございました(≧▽≦)

それではみなさん、次のレポートでお会いしましょう~(≧▽≦)

カチェトナ。

P.S.
赤木さんから「春先の頬をなでる風が心地よかった」という発言が出たとき、脳内にスピッツのPVが浮かびました。そして、「めっちゃ分かる~!」と思いました。笑
カチェトナも、自作の曲に「風」というワードを入れまくるほど、季節ごとの風の匂いが大好き(*´▽`*)笑

しかしそれを研究して、装置として商品化しようと思うに至るのがすごいです。

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