【TSG】6/18(木)開催:400字からのスタートアップ!

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みなさん、こんにちは!

本日は、去る18日に行われたTOKYO STARTUP GATEWAY2020のオンラインセッション、「400字からのスタートアップ!」の内容をお送りします!

TSGとは

ゲストスピーカー(1名)

●株式会社Open Sky 代表取締役 本多重人 氏
個人や企業が航空機を自由に使えるようになる産業、General Aviation(GA)に取り組む。

<経歴>
18歳~26歳まで(約8年間):曲技飛行の選手。全仏選手権で優勝経験あり。2017年TSG参加、翌年法人化。

HP/Twitter

会社の事業内容

大きく分けて3つ。

①ビジネスジェットの運航サポート(ホンダジェットなど):富裕層向け
②プロペラ機や小型機の貸出事業:パイロットの教育がメイン。一般にも貸し出す。
③簡易飛行場の設置:定期便以外の飛行機(GA)が自由に使えるところが現状東京には無い。

起業に至った経緯

幼少期~大学時代

ジブリの影響(紅の豚/天空の城ラピュタなど)で、小さいころから飛行機で飛びたかった。
目的地や航路が決められているパイロットになるのではなく、自由に飛びたかった。

そのうちに曲技飛行というスポーツを知ったが、どうやって競技者になるか分からなかった。
当時、自衛隊のブルーインパルスを除くと、個人で曲技飛行をする人が国内にいなかった。とりあえず大学の航空工学科に入学。日本でグライダー免許、米国でパイロット免許を取得。

そのうち、曲技飛行のメッカがフランスであることに気づいた。
その後、図書館でたまたま出会ったフランスからの留学生にも情報収集を手伝ってもらい、渡仏。フランスの大会で最年少優勝を果たした。

競技者から起業家へ

26歳の時、不時着事故を起こしてしまい、国内で唯一上級のパイロットスキルを教えているスクールがなくなった。Airbnbを始めて生計を立てていたが、TSGについて知った。TSG参加中は、引越し屋のアルバイトなどもしていた。

もともと起業を目指していたわけではなく、自分がやりたいことをやる手段が起業だったので、そうしただけ。法人化も、必要に迫られてしただけ。

参加者からのQ&A

Q: (すでに事業を行っている方から)事業計画書を作らずにやってきたが、拡大にあたり必要になった。どう書いたらいいか分からない状況。

A: 事業計画書は受け手によって書式が変わるので、それに合わせて作る。
作り方が分からないなら、例えばTSGに参加するとか、アクセラレーションプログラムを利用するなどの方法がある。
事業のスケールや希望期間によって、プラン作りは大きく異なる。
スタートアップにしなくていい場合もある。
自分の場合は急成長してスケールさせるために外部資金を入れるスタートアップという形を選んだが、株式を譲渡する必要があるなど、デメリットと思われるようなこともある。

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Q: 外部顧問はいるか。

A: いない。共同創業者はいる。

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Q: 日本の空を自由にするというと、法律的な面で難しい点はないのか。

A: 新しい市場を拓こうとすると法律の問題にぶつかるのは常。
日本の航空法はスカスカで整理されていないのでこれからデザインしやすい。
まずは、今ある法律の中でどうできるか考える。事業が拡大していく中で、法律を変えることも考えていく。

ちなみに、海外と比べると、日本は法律を変えやすくするための活動・ロビーイングが全然行われていないのが不思議。海外では民間と政治家のつながりがある。

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Q: 最初のうち、事業の収益化はどう図っていくのか。

A: 1年目から黒字になるならそれはそれで良いが、赤字になる傾向が見られる。
準備金としては、TSGの賞金や政策金融公庫からの融資などを活用できる。

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Q: 起業にあたり、やってはいけないことなどあるか。

A: やってはいけないことナンバーワン=「よく知らない人に株を渡すな」
会社の一部である株を渡すわけだから、相手が誰なのかよく知ってから。有名だから良いわけでもなく、個人的に自分とフィーリングが合うかも重要。

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Q: 個人や企業が日本の空を自由に飛べる体制が整うとすると、どんな世界になるのか想像がつかず、興味がある。

A: 日本は現状、大量輸送のインフラが整っている状態。
ただし、今後人口は減っていき、道路や橋なども維持できなくなっていくのが確実。
そんな中で、飛行機はこれからの日本に合った輸送手段であると言える。

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Q: 成田から飛行機に乗る際、離陸時、着陸時の両方で飛行機の渋滞が見られる。自由に飛ぶ飛行機が増えると、更に渋滞してしまうのでは?

A: 旅客を対象にした飛行機が離着陸時に渋滞するのは、電車でいうと山手線などと同じで、時刻をスケジューリングされているから、詰め込み式になっており、常に順番待ちしているような状態。

現状、自由に利用できる空港は東京になく、地方には既にある。
東京で既存の空港を使うとなると、確かに渋滞する可能性があるため、現在首都圏の千葉と神奈川に簡易飛行場を作ろうとしているところ。

起業を目指す人へアドバイス

まずは何が好きなのか知る。
やりたいことを常に心の中に持っておくと、進んでいく過程でキーパーソンに出会える。

想いがあれば計画がうまくいかなくなっても続けられる。

好きなことにまっすぐ進んでいく怖さは、外野を無視する力を養えば克服できる。

カチェトナのひとり言

世の中には本当にたくさんの起業家がいますが、本多さんのやろうとしていることは、この方にしか思いつかない・実行に移せないような、独自性の高いことのように感じて、すごいなと思いました。確かにこれは、起業以外に実現する道がないような、未開拓の世界だ…

また、空を飛び回るという、個人的に好きだったことを、社会貢献のレベルに方向転換したことにも感心しました。

少子高齢化が叫ばれて大分経つけれど、日本の道路や橋が現状のまま保てなくなっていくという視点は全くなく、驚きました。逆に、日本中で現在当たり前のように公共事業が行き届いていることが、すごいことだったんだなと感じました。

 

中学生の時だったか、英語の教科書で、オーストラリアでは個人が救急車を呼ぶとヘリがやってくると知って驚いた記憶があります。確か、タスマニアかどこかで、敷地が広大すぎるために救急車では間に合わないという話だったかな。

日本でも空が自由に使われるようになると、過疎化した地域への里帰りや医師の派遣がスムーズになっていくのかしら…

 

近未来のお話でした。
未開拓の分野に進んでいく人にとっても、参考になるモデルケースのようでした!

 

お話ありがとうございました(≧▽≦)

それではみなさん、次のレポートでお会いしましょう~(≧▽≦)

 

カチェトナ。

 

P.S.

全然どうでもいいけれど、フランス、不時着と聞いて、思い浮かんだこと…

「えっ。星の王子様の作者じゃん…!!!」

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