【メキシコシティ近郊】クリスマスツリーを切りに行こう!

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クリスマスツリーの森

(2018年12月のお話)

通訳の仕事を始めて1ヶ月ほど経った去年の12月。

「カチェトナ、一緒にクリスマスツリー切りにいかない?」

(‘ω’)

「行く!何それ!北欧の文化みたい!」

カチェトナのお友達のラウラちゃんが、クリスマスツリーを切りに行くというので、のこのこついてゆきました。

メキシコシティ中心部から約一時間半。

アメカメカ山の近くに、クリスマスツリーの森(Bosque de los árboles de Navidad)がありました。

駐車場で案内役の青年にお金を払い、のこぎりを受け取ります。笑

車を止めたら、お目当ての木を探しに、もみの木の森をトコトコ。

空気が気持ちい~

TOP画でよく見れますが、このお山は右:ポポカテペトゥル(Popocatepetl:5426メートル)と、左:イスタクシワトゥル(Iztaccihuatl:5286メートル)です。

ポポカテペトゥルはナワトル語で「煙を吐く山」を意味し、その名の通り活火山、メキシコでいうところの富士山のようなシンボル的な存在です。
イスタクシワトゥルは「白い女」を意味し、女性が横になっているように見える山なのですよ。面白~い

ラウラちゃんのパパママ、妹に弟、もちろん彼氏も合わせて計7人でお出かけしたのですが、久しぶりに家族みんな集まったみたいで、みんな嬉しそうだったのがかわいかった(*´▽`*)

もみの木の根本は細く見えても案外丈夫で、のこぎりでみんな交代しながら切り進めるんだけど、なかなか切れません。
カチェトナもやらせてもらったけど、10秒くらいで疲れて交代しました。笑

みんなで協力して切ったもみの木は、係りの青年が車まで一人で運んでくれます。
なんかもみの木が青年に担がれて歩いていくのを見てると、もみの木が歩いてるみたいでジワジワきてしまった。笑

もみの木は車の屋根にひもで括りつけただけで搭載完了!
今日、ここに来ている誰か、絶対途中の道路でもみの木落としちゃうなと思うぐらい危うい縛り方でした。笑

お昼ご飯にウィトラコチェ

森を出たところに野外テントが建っていたので、みんなでお昼にしました。

「今はみんな小麦粉でトルティージャ作るけど、ここのはトウモロコシの粉で手作りされているからおいしいぞう」とお父さんが教えてくれました。

カチェトナはノパル(サボテン)のワラーチェと、試してみる?と言われて食べてみたウィトラコチェを食べました。

ウィトラコチェ(Huitlacoche)がなんなのかよく分からなかったけど、黒いトウモロコシであるということは分かったので口にすると。。。

ちょっと発酵したようなクセと酸味があるけど、とてもおいしい野菜に感じました。

家に帰ってから調べてみたら、なななんと、ウィトラコチェは黒穂病に感染したトウモロコシのことで、要するにトウモロコシの中でカビが増殖してるもののことだったのです!!!

いやああああ

でも、カビの生えたチーズも食べるものね。。。
メキシコではポピュラーな食材の一種として食べられているみたい。
健康にいいらしいです!

ノパルも健康によく、しかも茎わかめみたいな食感でおいしいのでカチェトナ大好きです。

大農園と小さなテーマパーク

帰り道、近くにあったHacienda Panoaya(パノアヤ大農園)に寄りました。

ここは、メキシコの200ペソ札に肖像画が描かれている、ソル・フアナ・イネス・デ・ラ・クルス(Sor Juana Inés de la Cruz)という天才修道女が、幼少期を過ごした農園。

その農園を博物館にして、ちょっとした遊園地や動物園を兼ね備えたテーマパークになっています。

実はカチェトナ、大学の卒論のテーマをこのソル・フアナさん(1651?-95)にしていたので、思いがけず彼女のゆかりの地に足を踏み入れることができて興奮しました。

このソル・フアナという女性は、本当に興味深くて素敵な女性だったのです。

17世紀のメキシコでは、スペイン本土からやってきた人々が純潔の一番位の高い人とされ、その人たちを筆頭に階級分けされていました。
ソル・フアナさんは中流階級の生まれ。
財産も父親もなかったけれど、幼少期から美貌と知性で知られ、神童と呼ばれ、その才能と運に後押しされて宮廷女官として働くようになりました。

その後も独学で学問を続け、名高い文学者となり、スペイン本土でも作品集が出版されるほどに。

だけど当時、カトリック教が支配していたメキシコの社会では、「女性に学問を施すべきでない」という規範があったのです。

ソル・フアナさんは、詩や文学作品を通して、男性を痛烈に批判し、同性愛的傾向を表現するという、当時の社会からしたら考えられないことをやってのけているのですね。。。

美しく、頭が良く、自分を隠さず、好きなものをあきらめず、勇ましく闘って人生を切り開いていく。

今よりずっと規範の厳しかった社会で、そんな風に生きていた女性がいると思うと、なんだか自分も強くなれる気がして、カチェトナはとってもこの人が好きだったのです。

(大学でかわいがってくれたブラーボ先生に卒論のテーマを報告したときは、カチェトナはどこかこのソル・フアナに似ているから、とってもいい選択だねと言ってくれて嬉しかったなあ。。)

でも最後には、心が折れてしまったのか、私は罪深い女ですと言い続けて、カトリック教に従順に従い、詩作をあきらめて亡くなっていったようなのです。
それほど圧力の強い、閉鎖的な時代だったのですね。

彼女の存在がメキシコ人に知られるようになったのは、それから200年もあと、1910年ごろのこと。メキシコ革命が勃発し、メキシコ人がアイデンティティを求めて彼女の詩作と人生を探求し始めたことがきっかけでした。

この時代に、日本で生まれたことを、心から感謝します。

ソル・フアナさん、あなたの考えてたことは、300年くらい先を行ってしまっていたから、ずいぶん辛かったでしょうけど、けして間違っていなかったのですよ。

今日報われていますからね。。。

クリスマスが少しずつ

クリスマスがすこーしずつ近づいてきましたね。
今年のクリスマスも、去年と同じくメキシコで過ごす予定です。

去年はシティで働いている日本人の友だちがいたので、おうちで2人パーチーして、映画館行って、次の日たしかアメリカで研究してる日本人の友達がメキシコ旅行に来たのでちょっぴりアテンドしたんだったかな。

楽しかったなあ。今年はどんなクリスマスになるかしら(*´▽`*)

カチェトナ。

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