ラウラ&ルベンのにっぽん不思議滞在記⑨ 生きる意味-それぞれの時代、それぞれの国で

Sponsored Link

第9話(最終話) 生きる意味-それぞれの時代、それぞれの国で

「6年前にメキシコ旅行した時、ラウラたちにすごくお世話になったでしょ!二人が来るならご飯でもご馳走させてよ!」

ラウラ&ルベンがやって来ると聞いて、カチェトナ母が会いたいと言うので、2週間の滞在期間のうち、4人で夕食を共にする日を設けました。

2014年、ラウラの両親の家で。。。

我々が向かったのは浅草のNinja Castle。
忍者さんたちから手品…修行の末に身に着けた術を色々見せていただき、美味しい料理でもてなしていただいた後、私たちの話題は自然と、日本とメキシコの話、社会、保険制度、退職金や年金、働き方、生き方、戦争の話など、深い話題へと移っていきました。

ルベンとカチェトナ母は英語が得意なので、二人で英語で興味深く熱い話を繰り広げておりました。
カチェトナは日本の社会制度とかそういうものにうとく、調べてみてもすぐ忘れてしまうので、いつもルベンに聞かれても答えられなかったのですが、この日は母が色々と答えてくれました。

カチェトナと同じく、自由に楽しく生きることを切望する母ですが、今は派遣社員の秘書として毎日会社に通っており、物価はどんどん上がるのに給料は上がらないこと、年金制度に問題があること、日本人は昔からワーカホリック気味で人生を楽しむことを求めない傾向にあることなどを話しました。

「ワーカホリックって言うけど、日本がどれだけ発展することができたか、見てごらんよ」

ルベンが言いました。

カチェトナはラウラとルベンが日本に来てから、ずっと頭に浮かんでいたことがあります。

「なんでこんな快適な国に住んでいるんだろう。多くの諸外国がたどったようにかつては発展途上で、排気ガスや土ぼこりにまみれていた日本が、ここまでたどり着いたのはなぜ?」

うまく言葉にできる気がしなかったけど、熱くなって言いました。

「日本が発展してきたのは、先祖の方々が、後世のこと考えて、自分の全人生を犠牲にしてまで働いてくれたからだと思う。自分のことだけじゃなくて、未来に生きる人々、未来の国のために、自分の命を最大限使ってくれたんだなって。」

そういう働き方は、政府の洗脳の一部だったのかもしれないけど、自分の子どもが住む世界を良くしたいっていう想いには変わりなかったんだと思う。

カチェトナはここまで言うとなんだか涙が上がってくるような気持ちになりました。
ルベンがこう続けてくれました。

「特に戦争のあとは、そういう風に働くことが必要だったんだろうね。そのおかげで発展し、今日の日本がある。でも今はそうじゃない。何も考えず、自分の時間も持てずに会社に勤めて人生を終わらせたり、働きすぎたりせず、もう昔じゃないってことに気づいて、自分が人生で何を望んでるか考えられるといいよね。」

みんなルベンの意見に納得しました。

昔カチェトナは、自分を取り巻く環境のすべてが不満で、思春期は日本という国が嫌いな時がありましたが、大人になる過程で、日本がすごく好きになりました。

今はまだ方法がわからないけど、自分の人生を最大限楽しみながらも、何らかの形で、この国の横に広がる繁栄や存続、平和に貢献したいと思っています。
この国の人間として、この美しい国のことを大切にしていきたい。

<完>

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

9話にわたって続けてきた「ラウラ&ルベンのにっぽん不思議滞在記」、いかがだったでしょうか?
最後までお読みくださり、本当にありがとうございました(*´▽`*)

スペイン語と英語の原稿を書き、スペイン語を直してもらい、挿絵を書いて、こんな作業をちまちま続け…
これを書こうと思いついたのは1月23日でしたが、合間に色々あってもう3月になってしまいました!笑
書き終えられてよかったあ~(*´▽`*)

ラウラとその従妹であるルピタとカナダで出会ったのは、もう10年前のこと。
二人に出会ったことでメキシコ、スペイン語圏の世界を知りたいと思い、それから本当に色々な世界を見て、世界が広いということを体感してきました。
16歳だったカチェトナがカナダの語学学校で勉強できたのはたった4週間だったけど、本当に宝物を手に入れることができました。

ラウラとルベンには、ハネムーンに日本を選んでくれたこと、色々なことに気づかせてくれて、この話をブログで紹介することを喜んでくれたこと、文章の校正まで手伝ってくれたこと、心から感謝します。

それでは皆さん、いつになるかわかりませんが、また次回のシリーズでお会いしましょう!
ありがとうございました!
ムーチャス・グラシアス!!(*´▽`*)

カチェトナ。

Sponsored Link

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です