95年間で最も愛されたラテン音楽。

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Armandoとの出会い

さかのぼること9年前、8月。

カチェトナは外語大スペイン語専攻の一年生、夏休みに入ったところでした。

このブログにも何度も登場している友だち、ラウラとその従妹・ルピタに会うため、初めてメキシコの地に降り立ちました。

約1週間、おうちに泊めてくれて、観光に付き合い、食事の世話までしてくれたラウラ&ルピタ一族。

別れの日の前日だったか、ラウラのパパがおもむろにCDを持ってやって来ました。

「ここに写ってる彼、彼はArmando Manzanero(アルマンド・マンサネーロ)と言ってね…とても有名なメキシコ人の歌手で、作詞・作曲家でもあるんだよ。彼の曲は本当にいい曲で、大好きなんだ。聴いてみてね。」

「わあ。そうなんだ!聴いてみたい!今度聴いてみます!」

 

するとラウラのパパ、そのCDをこちらに手渡してきたのです。

 

「あげるよ」

 

えっ?( ゚Д゚)

「だってこれ、コピーとかじゃないし、お父さんのでしょう!どうして?」

 

「いいのいいの。あげる」

そういって微笑みながらCDをプレゼントしてくれたのです。
カチェトナはびっくりしつつも、スペイン語の曲を全然知らなかったので、とても嬉しかったです。

 

日本に帰国して、CDをかけてみると。

(*´Д`)

「何これ…めっちゃ好き…全曲好き…」

 

カチェトナは中学生くらいから、昭和の歌謡曲やフォークソングにはまっていたのですが、それに通ずるような、切ないながらも、ダイナミックで、甘い響きがしたのです。

 

「これ、なんて言ってるんだろう」

歌詞が気になって、辞書を引きながら歌詞を訳しました。

その時はまだ、スペイン語は挨拶しかできなかったので、正確な訳は全然できなかったけど、歌詞が少し分かると、その美しさにさらに惚れてしまいました。

 

カチェトナはこうして、ラウラのパパのおかげで、アルマンドの曲と出会うことができました。

一番お気に入りの曲

ラウラのパパがくれたCDに収録されていた20曲の中でも、特に気に入った曲がありました。

”Esta tarde vi llover(エスタ タルデ ビ ジョベール)”という曲です。
直訳すると「今日の昼下がり、雨が降るのを見た」という意味になります。

冒頭の歌詞を紹介しますね。

—————————————
Esta tarde vi llover
Vi gente correr
Y no estabas tú

今日の昼下がり、雨が降るのを見た。
人々が駆けていくのを見た。
君はいなかった。
—————————————-

メキシコシティは急な雨が多く、2011年当時は傘を持ち歩く人も少なかったので、雨に降られて走って雨宿りすることが何度かあり、その情景がメロディにのってありありと浮かんできたのです。

こんなに短い言葉で、メキシコの情景と、恋人と一緒にいられない人の切なさを表すなんて…

それ以来カチェトナは、雨が降ると、また切ない気持ちになると、この曲を口ずさむようになりました。

後に調べてみると、アルマンドさんは1966年10月の終わりごろ、メキシコシティをお散歩中、レストランに入り、急な雨に降られて駆けだす人々を窓から眺めて微笑みながら、この曲の冒頭を思いついたそうです。
出典:エル・ペリオディコ新聞社

見たものを曲にして、それを聴いた人にも同じものを頭の中で見せられるって、本当にすごい!

 

95年間のラテン音楽ランキング1位

さて、このブログ記事を書くために、この曲が何年に作られたものか調べていると、ある情報に驚きました。

1966年に彼が作ったこの”Esta tarde vi llover”という曲は、その後スペイン語圏の多くの歌手にカバーされるだけでなく、米国でも英語でカバーされたほどヒットしたわけですが…

(どうやら日本でも、「黄昏の雨」と題して歌われたようです)

 

なんと、米国の音楽雑誌、billboardが制作した1920-2015のラテン音楽ランキングで、

Esta tarde vi lloverが、第一位!!!

この曲が、この95年間、世界、特にアメリカ大陸の人々にどれだけ愛されたかが分かりますね。。。

ランキングの審査員たちの間でも、順位を決めるにあたって様々な議論が交わされたようですが、第一位のこの曲に関しては、満場一致の決定だったそうです。
出典:EFE通信社

この曲を日本の友だちにも知ってほしくて

さてカチェトナ。

2年前にウクレレを買ってからというもの、この大好きな曲を弾き語りしたくて仕方ありませんでした。

でも、日本の人にスペイン語で歌うと、歌詞が伝わらなくて、この曲の良さがわかってもらえないかも…

というわけで、他の曲でも試みていたように、日本語で訳詞し、それを音にはまるよう作り直すという作業をしました。

 

できたものを、母とまっちゃん(双子の姉)の前で歌っていると…

「かれん、それ、ダサいよ。」

まっちゃんから痛烈な一言。

カチェトナも実はうすうす気づいていました。
この曲は、どう頑張っても、日本語で歌おうとすると陳腐になってしまう。

さらに、これをウクレレで弾くためのコード譜が見つからない。

カチェトナは2ヶ月くらい空いた時間に取り組んでいたこの曲を、一旦あきらめました。

 

そして昨日。

毎日歌動画アップの中で、この歌をついに、歌いました(≧▽≦)!

Youtubeで見つけたギターのコード譜を書き写して、ウクレレのコードで弾けない指使いのコードは、別の簡単な音で曲に合うものを使いました。

それでは、皆様、お待たせしました!
「黄昏の雨」、お聴きください。

今日はこの曲でさようなら~。

 

カチェトナ。

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